10メートル障害物歩行では,足元にあるいくつかの障害物をよけながら10メートル進むまでの時間を計測します.下の図は概要図です.まず,被測定者が持つカード(Felica🄬)をカードリーダにかざすことで人物の特定を行います.その後,本部通信器に備わるスタートスイッチを押すと,5秒後にスタートシグナルが点灯します.またスタート3秒前からはスピーカからカウントダウンをあらわす音が鳴ります.被測定者はスタートラインから10メートル先にあるゴールへと進んでいきます.ゴールには赤外線を用いたセンサが置かれております.ゴールラインを踏むと被測定者がゴールしたことを感知します.スタートからゴールまでの時間を本部通信器では計っており,その悔過をTWE-Liteを使って中央集約器へ送ります.

TenMeterSummary

 

下の図が本部通信器です.7セグメントLED,インディケータ用LED,スイッチがあります.また,基板裏側にはゴールセンサとつながるコネクタとスタートシグナルへつながるコネクタが備わっています.加えて,カードリーダとつなげられるコネクタもありますが,この図ではカードリーダをつなげていません.

10MeterBarrerHeadquater

 

下の図がスタートシグナルです.LEDが配置されており,被計測者にスタートを知らせてくれます.また,基板裏側にはスピーカをつなぐための端子に加え,大音量で知らせるための増幅器が備わっています.

10MeterStartSignal

 

下の図がゴールセンサと,ゴールセンサ用発光器です.左側がゴールセンサ,右側がゴールセンサ用発光器となっています.これらは3対の赤外線受光・発光器となっており,いずれかの間に遮蔽物,今回の場合には被測定者の足があると感知するようになっています.それぞれのセンサ間はおよそ150mmとなっているため,合計で300mmの間にある足を感知できるようになっています.

10MeterGoalSensorBack

 

下の図がゴールセンサを横から見たものです.実際に使うときには,この写真の上側が地面になります.地面すれすれに配置されているセンサであるため,被測定者の足が地面に着いた瞬間の時間を計測できるようになっていることが分かるかと思います.

10MeterGoalSensorSide

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