• 競歩競技における歩型違反管理システムの開発

    競歩競技の大会運営には,審判員以外に違反情報を主任審判員に届ける補助員が必要である.さらに,主任審判員は違反情報を取りまとめてフィニッシュライン付近に掲示しなければならない.このような一連の作業を行うには人員が必要であり,加えて速やかに選手へ違反情報を伝えることの支障となっている.そこで本研究では,違反情報を無線通信で主任審判員へ送信し,自動的に取りまとめて選手へ掲示するシステムの開発を行う.
  • 高校野球マネージャ支援システムの開発

    現在,高校野球人口は減少傾向にある.部員数の少ない野球部では試合運営に必要なスコアラーやBSOやスコアボードの表示を行うための人手が大きな負担となってしまう.さらに,スコアをつけるのも容易ではない.本研究では,スコアを容易につけられ,加えてBSOやスコアボードを遠隔操作するAndroidアプリ開発を開発している.特にBSOとの通信やBSOのバッテリーの持続時間の検証等を行った.
  • 団体利用可能な弓道記録管理アプリの開発

    現在,弓道の試合の記録を管理する場合は,紙に記入する方法が一般的である.しかし,タブレット上で動作するアプリで記録を管理することができれば,入力した記録を的中率などで数値化することが容易とある.また,矢が飛んだ位置を判別し,射の癖を改善するためのアドバイスを表示することによって,ユーザーのサポートをすることができる.本研究では団体利用可能な弓道の記録管理アプリを開発することを目的としている.
  • 音声認識を題材とした教材の開発

    近年,工学分野への関心低下を原因とする若者の工学離れが進んでおり,その対策として中学生を対象とした物づくりセミナーが日本各地で開催されている.そして,同様のセミナーを毎年長野高専でも開催しており2017年度にも開催することとした.そこで本研究ではセミナー用教材として音声認識によってリバーシゲームを操作する基板およびプログラムを開発し,小中学生向けにプログラミングの授業を開催した.

  • 建設現場で利用可能な気象観測ロボットの開発―屋外ディスプレイの開発―

    毎年夏になると熱中症が多く発生し,その4割を占めているのが建設業者であるが,現在取られている対策は建設現場にある掲示板で注意勧告を行うことや温度や湿度が危険な値になった場合の警報のみである.このような問題を解決すべく,地元企業の守谷商会から依頼を受け,熱中症をはじめとする建設現場で起こりうる事故を減少させるためのロボットの開発をプロジェクトで行い,屋外ディスプレイの開発を担当した.