湿地に入ってくる水と出ていく水を計測し,湿地内の水位を計測する研究が行われております.下の図は長野市内にある湿地の写真です.このような湿地にどのように水が流入し,反対に排出されていくのかを調べようとしています.

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このために必要なのは,直径50mm程度のパイプ内に入り,水位を常に計測するセンサです.下の図の中央あたりにパイプが埋まっています.このパイプにはいくつかの穴があけられており,また,地中に打ち込んであります.その結果,水がパイプに入ってくるようになっております.その他待った水位を調べることで湿地の水位を計測しようとしています.

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これを解決するために2つのアプローチを試みています.1つは計測結果を市街地でリアルタイムに計測するもの,もう1つは,水位を計測し始めてから6か月から1年程度,そのままにしておいて計測結果を後で取り出すものです.前者を便宜上,クラウド型と称します.こちらの場合,さくらのモノプラットフォームを利用し,水位をクラウド上からすぐにみられることを目指します.後者は廉価型と称します.こちらはPICを利用し,より小型かつ安価で大量に生産できるものを目指しています.現在,ともに並行して開発を進めています.