この文書では,RemoteVMによるデバッグ方法を説明します.初期設定についてはRemoteVMの使い方を参照してください.ここでは初期設定を行ったのち,デバッグをするにはどうしたらよいかについてのみ書きます.

RemoteVMによりアプリケーションを実行するには,RemoteVMの使い方にも書いたとおり,実行構成にある引数にRaspberryPiのアドレスやポート番号を書きます.デバッグをするにはそれに加えて,次のことを追記します.

--remote-debug-port
8000
--remote-debug-suspend
※この後に,元に書いてあった引数を書く

 RemoteVMのチュートリアルでは,上記の説明のみ書かれており,そのまま実行してみても正しく動作しません.正確に言えば,この後行うべき事が書かれているのですがあまり詳しく説明されていません.次に行うべきことは,リモートJavaアプリケーションとしてデバッグするための別のアプリケーションを実行しておくことです.その方法を下に示します.まず,下のようにデバッグアイコンの右側にある下向き矢印を押し,デバッグの構成を選択します.

Debug01

 

次に左側にあるリモートJavaアプリケーションを選択したのち,上側にある新規作成アイコンを押します.

Debug02

 

最後に,接続タブにある,接続プロパティにRaspberryPiのIPアドレスと,ポート番号8000を入力します.

Debug03

 

以上の設定を行いましたら実行を行います.まずは,実行したいプログラムをデバッグを実行します.そののち,先ほど作成したリモートJavaアプリケーションを実行しますとデバッグが行えます.