概要

4002はMSC-4の主記憶装置として使われていました.MCS-4では現在のCPUのようにキャッシュと主記憶装置が分かれているのではなく,データを記憶できるのはこの4002しかありませんでした.

4002には20個4[bit](80[bit])で構成されるRAMアレイが4個あり,合計で320[bit]の記憶容量があります.これをMCS-4では16個接続可能であるので合計で5120[bit]の記憶容量でした.後ほど説明しますが,4004からRAMを指定する方法が ROMと異なりますので注意が必要です.